大切な入れ歯のお手入れ

こんにちは。福岡市博多区古門戸町のやまだホワイトクリニック歯科の安増です。 続いていた雨もおさまり、いよいよ夏本番という感じですね。

さて、今回は入れ歯のお手入れについてお話ししようと思います。

普段から入れ歯をお使いになっている方は入れ歯を長い間お口の中に入れたままにしておくのは良くないということをご存知ですか?

不潔であることもそうですが、粘膜に強い炎症を起こすことがあるのです。嫌な臭いが出たり、粘膜が赤くただれてくるのは、汚れが原因で菌の繁殖やカビの発生が起こっているからです。

歯が全部ないところに入れる入れ歯を総義歯、歯がない部分だけに入れる入れ歯を局部義歯(部分入れ歯)というのですが、この局部義歯の場合、じゅうぶんにお手入れをしないと、ほかの歯に悪影響を及ぼすだけでなく、せっかく作った義歯そのものがだめになってしまいます。

食事の後は、義歯をはずしてブラシでよく洗ってください。その際、人工の歯の部分、バネの部分、 歯ぐきにあたる内側の部分というように、念入りに汚れを落としてください。ただ、歯みがき粉をつけたり、 力まかせにゴシゴシこすると、研磨剤が入っている場合、入れ歯が減って変形したり傷になったところに汚れがたまったりするので注意が必要です。

歯が残っている場合、バネがかかっている歯の周囲が汚れやすく、 虫歯になることが多いので、しっかりと汚れを落としてください。夜、はずしておやすみになられる場合は、専用の容器を用意し、はずした入れ歯を水に浸しておくとよいでしょう。 入れ歯は乾燥させ過ぎると、割れたり変形したりしやすくなってしまいます。

義歯はからだの大切な一部分です。義歯の定期点検 (かみ合わせ・ゆるみ・バネのちから等) を受け、きちんと手入れをして大切に使ってください。

入れ歯のお手入れに関してわからないことや,相談したいことがありましたら、お気軽におたずねください。