こんにちは。博多区のやまだホワイトクリニック歯科の森です。
皆さんは、お口の中の汚れと言ったら、どんなものを思い浮かべますか?
食事の後に歯磨きを勧められるので、皆さんの中には、「口の汚れ=食べカス」と思われている方も少なくないんじゃないでしょうか?
虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の原因になるお口の汚れは、「虫歯菌・歯周病菌」の塊である「デンタルプラーク」と呼ばれるものです。
では、細菌の塊はどうやって出来るのでしょうか?
歯科医院で、ツルツルに磨いた歯の表面には、細菌は全く付いていない状態です。
しかし、そのわずか2~3分後には「ペリクル」と呼ばれる唾液由来のたんぱく質が形成され、その上に細菌が付着します。
3~5日で細菌はどんどん増殖していき、2週間を超える頃には、唾液の成分により石灰化され、硬く歯ブラシでは落とせない「歯石」へと変化していきます。
爪楊枝で歯の表面をやさしく擦ってみてください。
爪楊枝の先に黄色がかった柔らかいものが取れてきていませんか?
まさに、それがデンタルプラークです。
その爪楊枝の先のプラークの中に、なんと10億個の細菌がいて、1匹の細菌が一晩で1億にも10億にも増えると言われています。
では、プラークが顕微鏡で見たら、どのように映るのか見てみましょう。
インターネットでは、動画で見ることも可能です。
ご興味のある方は、「プラーク 動画」で検索してお楽しみください。
自分の口腔内にこんな気持ち悪いものがいると思ったら、気分が落ちてしまいますね。
皆さん、毎日の歯磨きでしっかりキレイにお口の汚れを落としましょう。