こんにちは!福岡市博多区のやまだホワイトクリニック歯科の中村です。
『フッ化物は虫歯予防に有効である』ということは、テレビCMなどでも謳われるようになり一般に浸透してきたのではないでしょうか。
私たちのお口の中は常に唾液がありますが、その唾液中にはたくさんのミネラルが含まれています。
ミネラルを多く含んだ唾液が歯のエナメル質(歯の一番外層)に触れると、ミネラル(リンやカルシウム)が分子レベルで歯質内に出たり(脱灰)入ったり(再石灰化)する現象が起きます、流動的な状態で安定しているのです。
フッ素はこういった過程で歯質に取り込まれ歯質強化や、初期むし歯の再石灰化に有効です。
欧米では、多くの自治体が水道水にフッ化物を添加しているので、たくさん摂取していることになるのですが、日本では実施されていません。
日本でフッ化物の摂取方法はにはフッ化物入りの歯磨き粉を使用したり、歯科専門機関を受診し、市販の歯磨き粉より濃度の高いフッ化物入りジェルなどを塗布することが挙げられます。
ブラッシングが十分でなく、穴があかないまでも歯の表面が白く濁っている初期むし歯の状態を目にすることがあります。特に、じぶんではじょうずにブラッシングできないお子さんに多く見られます。こういった危ない時期にフッ化物を塗布して再石灰化させることは大変有効です。
定期健診を行って、歯質強化・再石灰化を行っていきましょう♪