こんにちは。博多区のやまだホワイトクリニック歯科の中村です。
以前、炭酸ガスレーザーの導入をお知らせさせて頂きましたが、先日レーザーの講習会に行ってきました。炭酸ガスレーザーの特徴や有用性について知識を深めることができました。
炭酸ガスレーザーは、外科手術(歯茎や粘膜の切開、止血)、歯周病や口内炎の治療、歯茎の着色の除去、知覚過敏の治療等、様々な場面で役立つ優れものです。
それらの中でも、最近は生体を活性化させるというようなレーザーの使用方法に注目が集まっています。
レーザー光を照射すると図のように大きく2つの反応層が出来ます。
赤い部分は、レーザー照射によって生体の細胞が不可逆的な変化を起こした層で、切開などが可能になります。
黄色い部分は、活性化層と言って、その名の通り組織が活性化され、
①痛みの緩和
②傷の治癒促進
③炎症の消退
が期待できます。そしてその効果は約3日間も持続すると言われています。
期待する効果の違いによって、レーザー照射の方法を変えるのですが、レーザー一つで切開した後に疼痛の緩和、治癒促進までもが期待できるのです。
レーザーを使って、少しでも痛みが生じないように、緩和するように努めて行きたいと思います。