こんにちは。福岡市博多区の歯科医院やまだホワイトクリニック歯科の中村です。
今日はホワイトニングについてお話ししたいと思います。
ホワイトニングに興味を持って当院に来院される患者様が多くいらっしゃいます。 よく質問をうけるのが、『ホワイトニングすると歯が脆くならないのか?』というものです。
そこでホワイトニングで歯が白くなるメカニズムについて説明します。
ホワイトニングは次の2つのメカニズムで白くなります。
①有機質の分解
・歯の表層や内部の着色物質を分解する。
・歯の表面や内部の有機質を脱色する。
②歯質の構造変化
・歯の表面や内部の構造を変化させ、光を乱反射させることにより白く見せる。
といったものです。
歯質の構造変化により、歯の表面が粗造になるなどの多少の変化は認められる薬剤もあるのですが、口の中には唾液があり、この唾液中に含まれているカルシウムやリン酸などのイオンが、ダメージを受けた歯を元の状態に回復させる働きをしてくれます。
また当院では歯に優しい薬剤を使用しているので安心してホワイトニングをしていただけます。
ホワイトニングの副作用としては、知覚過敏が挙げられます。 当院では知覚過敏が起こりにくい薬剤を使用していますが、薬剤が歯の表層(エナメル質)と内部(象牙質)の境界まで達すると、歯の性質上『しみる』という現象がどうしても起こってしまうことがあります。
しかし、ホワイトニングによる知覚過敏は一過性のものであり、オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングでは24時間以内、ホームホワイトニングでは4時間以内にほぼ症状が治まると言われています。知覚過敏が出たということは、薬剤が内部まで到達している証です。そう思えると白くなる自分の歯を想像してホワイトニングをするのが楽しくなるのではないでしょうか。
白く輝く歯は清潔感があり、人に好印象を与えてくれます。
『ホワイトニングが気になるけど、よくわからないから・・・』と思って手を出しにくい方も多いのではないでしょうか。ご不明な点があればお尋ねください。
参考文献:医歯薬出版 ホワイトニング